里山再生プロジェクト

里山再生プロジェクト~「尚絅の森」を創る~

「里山」とは「集落・人里に”隣接“した結果、人間の影響を受けた生態系が存在する山」と定義されています。いわば、人間の生活空間にある山で、古来人々はその山に入り、そこからの恵みを営みの一部としてきたのです。それゆえ、その山との関わりを持続可能にするために山の手入れも行ってきたのです。尚絅学院大学の周りの山々も古くから地元住民が共同で管理し、里山として木炭材や薪、キノコ、山菜の採集などに利用されてきた歴史があります。しかし、1985年の宅地開発に伴い、また人々の生活スタイルの変化などにより、里山の組織的利用は無くなり、その結果、適切な手入れもなされず放置されたままになっています。言うまでもなく今世紀最大の課題は地球温暖化に象徴される環境問題です。その解決のためのキーワードは「自然との共生」です。近くの山に直接入りハイキングや植物・昆虫などの観察で市民や子どもたちが楽しい、また学べる時間を過ごすことができるならばその山は大きな価値を持つと言えます。この視点に立ち、大学に2015年度から開設した「環境構想学科」を持つ尚絅学院は、周りの山を「里山:尚絅の森」として再生させるプロジェクトを実施することにしました。里山化し、地域社会の人々が日常的にそこに立ち入ることによって、自然を身体と心で感じ、「自然との共生」の素晴らしさを感じることができるならば、その社会は豊かなものになるでしょう。

里山は地域社会全員の「公共財」です。したがって、この里山再生は尚絅学院だけでなく、名取市、市民と協働して進めて行きます。皆で、里山「尚絅の森」を創って行きましょう!

尚絅学院学院長 佐々木 公明

コンセプト

1) 光と風の森

  1. ①荒れた山を整理し、光と風が通る里山に再生します。
  2. ②カタクリや日本スミレ等の群生を再生します。
  3. ③貴重植物の増殖と昆虫の繁殖を行い、豊かな森に再生します。

2) 学びと遊びの森

  1. ①学生・生徒・園児・市民が安全に自然に触れ合う里山「尚絅の森」を作ります。
  2. ②「尚絅の森」を、学生・生徒・園児・市民の学びの場、遊びの場とします。
  3. ③ボランティアによる里山作りを通して、地球の環境問題に取り組みます。

3) 安らぎの森

  1. ①地形を利用して遊歩道や観察場を作り、季節を楽しむ散策コースを作ります。
  2. ②野鳥や昆虫を観察できる森にします。
  3. ③里山づくりをとおして、共同で森を管理し育てるシステムを構築します。

計画概要(尚絅学院の里山保全に係る基本的な姿勢)

1) 里山の保全を恒常的に行う

尚絅学院大学の周囲の森、20万㎡を5区画に分け、学内外の力を借りて、2016年度より5年周期で各区域を恒常的に整備します。

2) 里山を持つ大学として社会にアピールする

自然に触れて学ぶ里山での教育を、本学院の特色の一つとして取り組みます。特に継続した地球環境問題に取り組む環境構想学科の教育・研究の場に利用します。

3) 市民と大学との関係を高める

学内にNPO活動家や市民ボランティア等の市民を迎え、学生や教職員との交流を通して、相互の理解と学びの場を作ります。

4) 野生動物との共存と安全対策を行う

野生動物との共存を基本とします。大型動物の営巣地となり易い倒木や藪を撤去し、見通しのきく里山を山林とキャンパスの間に建設します。

イメージパース

里山再生プロジェクトに関する問い合わせ窓口

学校法人尚絅学院 経営管理部総務課
名取市ゆりが丘四丁目10番1号
TEL:022-381-3332 FAX:022-381-3335
E-mail:somuka@shokei.ac.jp