尚絅学院高大連携事業「PBL共同研究プロジェクト:講演と学び」が行われました。
2013/10/24
『尚絅学院高大連携事業』の一環として、今年度より、尚絅学院大学と尚絅学院高校との連携でPBL(Project-Based Learning)についての共同研究プロジェクトがスタートしています。
それに伴い、この度、本学教職員を対象にPBLについての講演会が開催されました。
尚絅学院大学において、同志社大学教授・同志社大学PBL推進支援センター長山田和人(やまだ かずひと)氏による「PBL(Project-Based Learning)の学習効果とプログラム運営」について講演会が開かれました。PBLとは、プロジェクトの教育力を学生の自律的・主体的な学習に活かしていく教育方法で、例えば地域社会や企業から提供されたさまざまなテーマについて、学生がプロジェクトチームを組み、主体的に問題解決に取り組み、その成果を社会に発信するアウトプット型の教育方法です。こうしたPBLの特徴を踏まえて、PBLを教育現場に導入するには何が必要なのかを具体的な実践例などを紹介しながら、約2時間、質疑応答を交えながら講演頂きました。
PBLは教員、学生、職員、学外協力者が協調関係を保ちならが、プロジェクトを推進するという、新しい教育手法です。その過程で、学生は将来的に職業人として社会で活躍するために必要な能力やモラル(良心)、すなわち「人間的基礎能力」を養うことを狙いとしています。
講演の中で山田氏は、私たち教職員の「発想の転換」の必要性も述べられました。
時代の変化とともに、それらを敏感に感じ取り、吸収しつつ私たち自身も変わらなくてはならないのだと思った次第です。
講演会の様子①
講演会の様子②