創作劇『GOODNESS-ブゼル先生伝』公演終了について(お礼)
2012/08/29
御鑑賞ありがとうございました
『GOODNESSーブゼル先生伝』公演終了
『GOODNESS―ブゼル先生伝』実行委員会委員長
理事長・学院長 加藤正名
尚絅学院創立120周年の記念として、創作劇『GOODNESS―ブゼル先生伝』を国際センターで公演いたしました際には、大勢の皆さまにご観覧いただき誠にありがとうございました。皆さまからの観覧のご希望が多く、当初の公演予定日8月24日に加えて23日にも追加の公演いたしましたこともあり、準備不足の点、至らない点などあったにもかかわらず、約1,900名の皆さまにご覧いただき、温かい拍手とご声援を賜りましたこと、ここに厚く御礼申し上げます。
この劇の上演の趣旨は、尚絅学院の基礎と校風を固められた初代校長ブゼル先生の働きを通して、広く市民の皆様に明治の時代、宮城の置かれていた状況と尚絅の成り立ちを知っていただき、また、尚絅学院を身近に感じてほしいとの思いからでした。尚絅学院関係者にとっても、学院創立の時代に思いを馳せ、現在にまで綿々受け継がれている尚絅の伝統を再確認することのできるものにしたいとの思いもありました。
劇でも演じましたように、ブゼル先生の残した功績は、尚絅学院の範囲にとどまりません。仙台の片隅、小さなブゼル先生の個室で開かれたバイブルクラスからは、吉野作造、内ヶ崎作三郎などの有為な人たちが育ちました。そして、その系譜は、現在の日本国憲法まで連なっております。
「ブゼル先生伝」の企画には、NPO法人劇団仙台小劇場の全面的な協力をいただきました。劇団の石垣政裕さんにはシナリオの執筆から演出まで、今日の上演に至るまでのすべての御指導をいただきました。厚く御礼を申し上げます。
出演者・スタッフは、尚絅学院の高校生、大学生、その保護者の方々、教職員、卒業生、そして、劇団仙台小劇場の皆さん、さらに市民の皆様です。出演者・スタッフ一同は、練習を通して、また、公演を通して、尚絅学院が市民の皆様に支えられて今日あることを深く知ることが出来て感謝でいっぱいです。