学校法人尚絅学院

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120周年記念事業 創作劇「GOODNESS - ブゼル先生伝」公演決定について

2011/07/15

尚絅学院は来年2012年11月24日に創立120周年を迎えます。記念式典や礼拝堂の竣工の他に記念企画のひとつとして、創作劇『GOODNESS―ブゼル先生伝』公演を計画しております。この演劇は、NPO法人劇団仙台小劇場と合同で企画するもので、同窓生や教職員、学生・生徒また保護者等と一緒に作り上げたいと思っております。

NPO法人劇団仙台小劇場は、仙台という地域に根ざした演劇活動を続けている歴史ある劇団で、現在まで発表ステージ120本を数えており、劇団理事長の石垣政裕氏は尚絅学院大学女子短期大学部保育科では非常勤講師として「自己表現法」を担当しておりました。

創作劇『GOODNESS―ブゼル先生伝』は、日本の女性教育を使命とするブゼル先生のひたむきさと、ブゼル先生が大正・昭和期の若き思想家達に与えた影響、そして仙台がその牽引の舞台となっていく過程を涙と笑いの音楽劇としてまとめていくもので、石垣氏の創作によるものです。

この創作劇には、尚絅学院の同窓生の皆さん、学生・生徒の皆さん、保護者の皆さん、教職員や多くの関係者の皆さんなど多くの方々に参加していただき、共に作り上げていくことを望んでいます。スタッフや役者、コーラス隊を募集しますので、ぜひオーディションに参加していただきたいと思います。応募していただくことはもちろん、多くの方々にも広めていただき、ぜひ創作劇を成功させたいと願っております。よろしくお願い申し上げます。

学校法人尚絅学院 理事長 加藤 正名


■物語のあらすじ
昭和11年、日本が戦争への道を進む中で、物語の主人公である栗原基は、尚絅女学院の創始者ブゼル先生の伝記を書くことを決意する。しかし、時はクリスチャンにとって活動もままならない時代のこと。栗原基自身も苦悩し、関係者に協力を求める手紙を出す。すると、その手紙に呼応するように、ブゼル先生の生涯に直接関わりの深かった面々が、次々と時代を超えて栗原基のもとに訪れ、ブゼル先生の思い出を語りだす。

まず訪れたのは、当時の姿そのままに、ブゼル先生が教えていたバイブルクラスの生徒たち。小山東助、吉野作造、島地雷夢、内ケ崎作三郎の4人を中心に、ブゼル先生の娘時代からの劇中劇を始める。

こうして尚絅女学院の創設にさかのぼる壮大な伝記ができあがっていく。

迫力ある演奏隊やコーラス隊を従え、笑いをふんだんに取り入れた劇が進行する中で、日本の、仙台の女性を教育しようとするブゼル先生の信念とひたむきさ、ブゼル先生が大正、昭和期の若き思想家たちに与えた影響、そして仙台がその牽引の舞台となっていく過程が、音楽劇として語られていく。


■日 程:2012年8月24日(金)昼夜2回公演(予定)

■会 場:仙台国際センター 大ホール
                 (〒980-0856 仙台市青葉区青葉山無番地)

■その他、公演に関わる詳しい情報は、決定次第随時、当ホームページ上でお知らせいたします。

初代校長 アニー・S・ブゼル

初代校長 アニー・S・ブゼル

バイブルクラス(1897年撮影)

バイブルクラス(1897年撮影)