服部英太郎 服部文男文庫の贈呈式を執り行いました
2010/02/25
ご遺族の石幡様より目録を頂戴いたしました
2月25日(木)、大学図書館において「服部英太郎 服部文男文庫贈呈式」が執り行われました。
このたび、故服部英太郎氏とそのご子息である故服部文男氏(共に東北大学名誉教授)が、親子2代にわたって収集した書籍や講義を記録したノート等、計6,000点を、ご遺族のご厚情により本大学に寄贈いただきました。
ご遺族を代表され石幡万里様、遺文庫相続者代理人である東北大学大学院経済学研究科教授大村泉先生が来校され、贈呈式が執り行われました。
このたび寄贈いただいた文庫は、網羅的かつ系統的に収集された大変貴重な書籍資料に加え、学生時代に受講した吉野作蔵、高野岩三郎、小野塚喜次、山田盛太郎、宇野弘蔵、高橋幸八郎各先生の講義ノートといったものも含まれており、服部文男先生に学んだことのある本学学長は「この寄贈資料は両先生の情熱の証。本学院初代校長ブゼルに学んだ吉野作蔵、その吉野作蔵に学び大きな影響を受けた英太郎先生は、自分の学問を社会正義のために、と志された。ブゼルから始まり、伝えられる社会正義、その精神的な風土に我々は誇りを持ち、邁進していきたい。資料の価値からして今後問合わせ等が世界中から来ることが想定されるが、我々はこの寄贈文庫を単なる知識の蓄積物とせず、力と希望を与えるコレクションとしていきたい」と力強く挨拶しました。
今後は寄贈資料の全体像を把握・整理したうえで、両氏の名を冠した文庫の開設を検討してまいります。
学長より感謝状をお贈りしました
贈呈式参加者一同