130th anniversary

尚絅学院は2022年11月
創立130周年を迎えます

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~尚絅学院 創立130周年に向けて~

尚絅学院は創立130周年を迎えるにあたり、その後の学院の発展的持続に資する記念事業を実施することとしました。記念事業の理念として、㊀歴史を振り返り、これからの尚絅を展望する、㊁建学の精神を改めて確認し、本学院に誇りと愛着を持つ、㊂地域社会と連携し、共に未来を切り拓く、という三つを掲げ、それぞれの代表的事業として、①『130年史』編纂、②創作劇上演、③里山環境整備を行うこととし、その事業計画を2020年に立てました。どの事業も、現教職員だけでなく、旧教職員、同窓会との協働による“オール尚絅”で行うことを基本とし、「130周年記念事業実行委員会」の下に各事業の実行員会が中心となって進めることとしています。

『130年史』は史実を叙述し、その事が起きた要因をできるだけ探索し、学院の将来の運営に活かす視点から、最近30年間の学院の歩みに焦点を絞って編纂します。例えば、4年制大学は1980年代からその設置が渇望されていたのですが、20年以上も遅れた事由を検証します。その時その時の困難と苦労も記録して、将来の運営に生かす思想で編纂を行います。

今回の創作劇も120周年の時と同様、仙台小劇場を主宰する石垣政裕氏に脚本を依頼し、遠野でのブゼル先生の物語を舞台化します。出演者、裏方、会場スタッフなど尚絅の児童・生徒・学生・教職員・同窓生が担い、市民とも協働しながら、改めて尚絅の建学の精神を皆で学ぶ公演とします。

里山整備については、2016年から5ヵ年計画で行ってきた、「尚絅の森」里山再生プロジェクトの対象エリアの一部を、幼稚園の子どもたちや、高齢者を含む地域の人々が安全に散策し、学びやレクリエーションを行うことができるように整備するものです。その整備によって、「尚絅の森」が本学の児童・生徒・学生のSDGsなどの教育、研究のフィールドとして活用されるならば素晴らしいことです。都市部の多くの大学が、都心に校舎を集中させる傾向に対して、尚絅学院は「里山のあるキャンパス」を宣言して、学業だけではなく人間教育にもより一層力を入れていきます。
これら三事業とも創立130年を迎える2022年11月24日までに完成する目標を持って、各実行委員会が鋭意作業を進めています。これらの記念事業を通して、私たちは創立130年後の尚絅学院の発展的持続に確かな希望を持ちたいと考えます。地域社会の皆様には、是非『130年史』をお読みいただき、創作劇を鑑賞していただき、そして里山「尚絅の森」を散策していただきたいと願います。

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