尚絅音楽祭 2019

尚絅音楽祭2019

2019 11/24
15:00-17:00[開場14:30

東北大学百周年記念会館 川内萩ホール

地下鉄東西線 国際センター駅下車徒歩5分

事前のお申込みは不要です。どなたでもご来場いただけます。

  • ※駐車場の数には限りがございますので、公共交通機関をご利用ください。
  • ※出演者・曲目はやむを得ない事情により変更する場合がございます。

ごあいさつ

尚絅音楽祭
実行委員長
佐藤 淳一

第5回尚絅音楽祭の開催にあたり

尚絅音楽祭も5回目になりました。今回は学院創立127年の創立記念日に、昨年に引き続き川内萩ホールを会場として開催します。回を重ねる度に目に見える形で、また見えないところでも運営面では工夫を加え、着実に内容を充実させて準備を進めています。今回も生徒・学生のオーケストラを柱に、中高の合唱部と大学の聖歌隊、そして我が学院の誇るピアニスト、そして昨年に引き続き教職員によるアンサンブルというプログラムを用意しました。中高と大学の学事歴の違いや2つのキャンバスの距離的問題等、様々な課題も一つ一つクリアしながらより良い演奏を目指します。演奏者に加えて、スタッフも生徒・学生・教職員が一つのチームとなって、オール尚絅でお贈りします。たくさんの方々にお聴きいただき、ご講評いただければと思っています。

尚絅音楽祭実行委員長 佐藤 淳一

プログラム

Ⅰ. 尚絅学院中学校・高等学校 合唱部

1. 無伴奏混声 3部合唱のための 三つのマリアの歌周藤 諭

聖母マリアを讃える3つの典礼文をもとにした歌であり、今年度全日本合唱コンクール自由曲としても披露しました。

Ave Maria
Aveは「おめでとう」や「こんにちは」と訳されます。前半部分では聖母マリアへの祝福を、後半では救いを求める人々の祈りを表しています。
Ave Regina coelorum
軽快でポップな曲調で、冒頭や終結部には古典的な宗教作品のような形式が取り入れられています。ソプラノパートのソロから始まり、徐々に重なっていくハーモニーにご注目ください。
Salve Regina
日本のカトリック教会で「元后あわれみの母」とも呼ばれる祈祷文です。甘美で親しみやすいシンプルな旋律と和声でありながら、テンポや強弱の変化の幅が大きくドラマチックな仕上がりとなっています。

Ⅱ. 尚絅学院大学聖歌隊(賛助出演:尚絅音楽教室合唱団)

2. 叫べ全地よD.ズシェッチ

叫べ全地よ(Shout to the Lord)は1993年にズシェッチによって作曲されたワーシップソングで、教会の集まりなどでよく歌われ、これまで、たくさんのアーティストによってカバーされています。訳詞〜「私の神、私の救い主よ、あなたのような方はいません。私の全ての人生をもってあなたを賛美します。あなたの力強い愛は驚くばかりです。心の安らぎとなる方。安全で力を与えられる方。全ての支配者、あなたへの讃美は終わることがありません。」

3. ユビラーテ・デオM. コチャール

ハンガリーの作曲家コチャール(1933年生)の宗教作品で、ラテン語で歌われます。混声3部の二重合唱で、掛け合いで歌われるのも特徴です。訳詞〜「全地よ、神に喜び歌え。喜びのうちに主に仕え、歓喜してその御前に進み出でよ。なぜなら主こそ神であるから。(詩編100編)」

4. ジョイフル ジョイフルL. ベートーヴェン

ベートーヴェンの第九交響曲の有名な旋律「歓喜によす」にヘンリー・ヴァン・ダイクが新たに歌詞を付けました。1993年公開の映画「天使にラブソングを2」の重要な場面で歌われています。訳詞〜「喜ばしきかな、汝をあがめん。栄光の神、愛の主。頭上の太陽に向かって汝の前に心を開く。罪と悲しみの雲を散らし、疑念の闇を払いのけよ。不滅の喜びを与える汝よ、我らを光で満たしたまえ!」

Ⅲ. 木管アンサンブル(合同演奏)

5. アイネ・クライネ・ナハトムジークW.A.モーツァルト

W.A.モーツァルトが作曲したセレナーデの一つ。特に第1楽章は有名で誰もが一度は耳にしたことがあるでしょう。通常、弦楽合奏、弦楽五重奏で演奏されますが、今囲は木管楽器のアンサンブルで第1楽章を演奏します。

Ⅳ. 金管アンサンブル(合同演奏)

6. PreludioⅠT.フュンフゲルト

T.フュンフゲルトが作曲した前奏曲のーつ。古典的な作風ですが、スウィングの指定がある不思議な世界を、金管楽器特有の華やかな響きでお楽しみください。

Ⅴ. 教員アンサンブル

7. 尚絅学院学院歌佐藤 通雅 作詞
今井 邦男 作曲
福嶋 頼秀 編曲

尚絅学院は2003年に共学の尚絅学院大学を開設しました。女学院としておよそ100年に亘り歌われてきた「尚絅女学院校校歌」も必然的に新しい校歌の要請が高まり、2010年に現在の「尚絅学院歌」が完成しました。作詞:佐藤通雅、作曲:今井邦男。1番は中学高校のあるキャンパスをイメージし、2番は大学のあるキャンパスを、3番は学院全体の姿をイメージして作詞がされています。

Ⅵ. 土田定克(ピアノ)

8. 幻想即興曲F.ショパン

名曲中の名曲。三部形式。宿命的に始まり、左手3音からなる波に対し右手4音の波が絡み、この激しい渦に続いて、中間部では打って変わって穏やかな曲想が訪れます。対照的な曲想の中で、伴奏形や旋律の骨格に類似性があり全曲の統一感が醸し出されます。この中間部の旋律は、終結部にて再び遠く彼方を見つめるように低音部に表れ、安堵感をもって穏やかに曲を閉じます。

9. マズルカ 作品17-4F.ショパン

マズルカとはポーランドの民族舞踊です。ショパンはマズルカを40曲ほど作曲しましたが、その中でも絶品なのがこの曲。憂いを帯びた緩やかな旋律が哀愁を誘う、三部形式。中間部は土着的な響きで快活になりますが、盛り上がった頂点で痛切に叫ぶや再現部へ突入します。前奏と全く同じ形である終結部は、まるで後ろ髪を引かれるような、終わったとも終わってないとも言いようのない終止和音で消えてゆきます。

10. エチュード「悲壮」作品8-12A.スクリャービン

スクリャービンはラフマニノフと同世代のロシアの大作曲家。ラフマニノフが常に地に足のついた曲作りをしたのに対し、スクリャービンは幻想の世界へとんどん惹かれていきました。右手を怪我した彼の作品は左手の難易度が高く、この曲もその例に漏れません。著しい跳躍を見せる左手。右手の激情のほとばしるオクターブ主題が強く印象に残る名曲です。中間部ではやや穏やかになりますが、一気に頂点へ昇りつめて悲劇的に曲を閉じます。

Ⅶ. 尚絅学院中学校・高等学校・大学 合同管弦楽団

11. 歌劇「ヘンゼルとグレーテル」序曲E.フンパーティング

グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」を原作とするオペラの序曲です。冒頭のホルンは兄妹による「夕べの祈りの主題」、次のトランペットは子供たちが魔法から解かれた時に鳴り響く「魔法を解く主題」、その後の弦楽器はグレーテルが森で歌う「暁の精の歌」、「朝の主題」、それに続くのは魔法を解かれた子供たちの「喜びの主題」です。そしてそこからは、これらの主題の絶妙な掛け合いをお楽しみください。

12. スペイン奇想曲N.リムスキー=コルサコフ

原曲はスペイン民謡集の5つの旋律から成りますが、演奏する曲は、そのうちアストゥリア地方の「アルボラーダ」と「ファンダンゴ」を繋いだ構成です。「アルボラーダ」は夜明けと言う意味のスペイン語で、明る<快活な旋律が響く舞曲です。「ファンダンゴ」はカスタネットが舞踏的な雰囲気を盛り上げる、力強い3拍子の曲です。最後は冒頭の旋律が再び現れ、速度を増しながら熱狂の内に終曲を迎えます。

13. 映画「ハリー・ポッターと賢者の石」よりJ.ウィリアムズ

シリーズの第一作「ハリー・ポッターと賢者の石」から印象的なテーマを集めた1曲です。弦楽器とグロッケンによる「ヘドウィグのテーマ」で魔法の世界に誘われ、軽快な「ニンバス2000」、トランペットを中心とした「ホグワーツ・フォーエヴァー」、木管楽器と弦楽器が奏でる「ハリーの不思議な世界」と印象的なテーマが続き、心温まる「ホグワーツを離れる」のテーマで締めくくられます。

Ⅷ. 尚絅学院中学校・高等学校・大学 合同管弦楽団・合唱団

14. ハレルヤG.F.ヘンデル

「ハレルヤ」とは“神様を賛美します”という意味です。作曲者のG.F.ヘンデル(1685~1759)は「メサイア(救世主)」というおよそ3時間にわたるオラトリオを作曲しました。このハレルヤコーラスは第1部「生誕」第2部「受難」第3部「復活」の中の第2部の終曲として書かれています。十字架に付けられたイエスによって私たちは救われたのだと喜びと感謝を高らかに歌っています。

出演者プロフィール

中高管弦楽部・合唱部

同じ学び舎で勉学を共にする中学生と高校生が、「礼節」「感謝の心」「思いやり」の3点を大切にし、演奏のみならず、全てにおいての「美しいハーモニー」を実現すべく、日々自主的に活動に取り組んでいます。年に一度の定期演奏会や文化祭、定期的な賛美礼拝等の学内諸行事はもとより地域の催し物等に積極的に出演しています。また、両部活動の兼部も積極的に勧めており、多くのメンバーが兼部をし、一体的な活動をおこなっています。合唱部は2017年3月にスローカー・トロンボーン4重奏団、2018年7月に広島県立観音高等学校音楽部OB合唱団東京支部、2019年7月に清貴氏と共演。2019年度第71回全日本合唱コンクール宮城県大会銅賞。国際ソロプチミスト仙台アイリスSクラブ会員。

大学管弦楽団

音楽科を持たない大学ながら、オーケストラのカリキュラムがあり、その受講生で構成された全国に類を見ない管弦楽団として1988年発足。以後、徐々に発展を続け、2014年の第21回定期演奏会を最後に愛好会に移行しました。しかし、教養を高めるためのカリキュラム改変に伴い2017年度から正規の授業として復活。プロの演奏家や指導者をトレーナーとして迎え、個々の演奏レベルの向上とともに、管弦楽団としての演奏レベルの向上に努めています。

大学聖歌隊

聖歌隊は高橋絵里先生の指導のもと、学生・教職員合わせて30名で活動しています。定期礼拝での讃美歌リードを始め、音楽礼拝、入学式・学位記授与式等の式典、子ども病院への慰問演奏、クリスマス礼拝での讃美をしています。また独自のコンサートとして、クリスマス時に毎年チャリティコンサートを開催し、多くのお客様にお越しいただいております。昨年は、台湾合唱団とのジョイントコンサートや、名取市政60周年音楽祭に出演するなど、年々活動の場も広がってきました。

子ども学科「合唱」&佐藤ゼミ履修生

子どもの人格形成に必要な「音楽」を、授業では合唱やアンサンブルという形で歌う経験を積んでいます。合唱履修者は11名、ゼミ生は3・4年生合わせて16名が参加します。


指揮/佐藤 淳一 さとう じゅんいち

東京藝術大学声楽科卒業。同大学院修士課程修了。1990〜91年ミュンヘンにてアダルベルト・クラウス氏に師事。ドイツより帰国後は宗教曲のスペシャリストとして活動を続け、また1992年からは仙台オペラ協会の貴重なテノールとして公演を支えている。現在は歌い手としての活動に加え、合唱指揮者として女声・男声・混声合唱団の指導を行い、仙台フィルと第九を歌う合唱団や仙台市成人式特設合唱団などの合唱指揮・指導も行っている。現在尚絅学院大学教授。子ども学科長。仙台宗教音楽研究会(オルガンとカンタータの会)代表。仙台オペラ協会芸術監督・演奏部会員代表。宮城県芸術協会会員。日本演奏連盟会員。宮城県芸術選奨新人賞ならびに芸術選奨を受賞。

指揮/高橋 絵里 たかはし えり

宮城学院女子大学音楽科声楽専攻卒業。アムステルダム音楽院において、ルネサンス、バロック期の声楽を学び卒業。各地の国際古楽祭にソリストとして出演するほか、韓国やイギリスに招聘され演奏を行う。BCJやオランダ・バッハ協会の団員としてツアーや録音に参加。せんくら、柏崎古典フェスティバル、上野の森コンサート、定禅寺スプリングコンサート等出演多数。尚絅学院大学聖歌隊、尚絅音楽教室少年少女合唱団、アンサンブル・オルフェの各指揮者。混声合唱団若草、マリアベルハーモニー、女声合唱団パパラチアの各ボイストレーナー。平成25年度宮城県芸術選奨新人賞受賞。

指揮/持田 眞 もちだ まこと

埼玉県さいたま市出身。

東京音楽大学音楽学部音楽学科(管楽器専攻)を実技優秀賞を得て卒業。1982年宮城フィルハーモニー管弦楽団(現 仙台フィル)に入団。2019年3月までトランペット奏者を務める。

トランペットを故 金石幸夫氏に師事。

現在は演奏活動の他、尚絅学院大学、常盤木学園高等学校の非常勤講師、また各地の管弦楽団や吹奏楽団のトレーナー等、後進の指導にもあたっている。

ピアノ/土田 定克 つちだ さだかつ

兼松雅子、メルジャノフに師事。桐朋学園を経てモスクワ音楽院卒、同大学院修了。第3回ラフマニノフ国際コンクール第1位。名指揮者フェドセーエフ、三ツ橋敬子らと協演。国外ではロシア全域、ウクライナ、クロアチア、タイ、韓国で演奏会。最近はラフマニノフの二大ピアノ協奏曲(No.2 & No.23)一晩演奏会や、ショパンの練習曲全27曲演奏会。CD「ラフマニノフ24の前奏曲」「ピアノ名曲集 乗り越えて」を発売。自著『ラフマニノフを弾け』を日露各語版で上梓。2018年、ウクライナの第二代元大統領クチマより功労感謝状授与。尚絅学院大学准教授。

リーフレットダウンロード

(PDF:2MB)

尚絅音楽祭に関するお問い合わせ

学校法人尚絅学院 総務課
名取市ゆりが丘四丁目10番1号
TEL:022-381-3333 FAX:022-381-3335
E-mail:somuka@shokei.ac.jp